初めて車検を受ける方は、いつ頃から予約をした方が良いのか、持ち物はどんなものが必要なのか、どんな流れで行うのか分からないことだらけではないでしょうか
実は車検は早く受けすぎると損になってしまうこともあります。
今回は実際に車検の予約から一連の流れを解説してまいります。
車検はどのタイミングで受けるのがよい?
車検を受ける理由
車検は法律で2年に一度受けることが定められています。
車検では「車が公道を走行するための最低必要限度の安全性基準をみたしているのか」を確認しています。
その為にタイヤの溝の減り具合やブレーキやハンドルの効き具合、ヘッドライトの光量、前の席にヘッドレストがあるのかなどといった様々な観点で検査を行っています。
しかしあくまでも車検は「公道を走行するための最低必要限度の安全性」となっており、車検が通ったから故障や事故が必ず起きないという保証にはなりません。
各部品などは走行距離などの影響で劣化スピードが上がります。
車の安全性をさらに高めたいということであれば12か月点検を始めとしたこまめなメンテナンスを行うことをおすすめ致します。
車検を受けるベストタイミング
一般的に車検を受ける際に最も良いタイミングとされているのは車検の有効期限が切れる1ヶ月前となります。
法律上は車検をどれだけ前倒しにしても問題はありませんが、1か月よりも早く車検を行った場合、次回の更新タイミングは今回車検を実施した日にちから2年後となります。
しかし、有効期限の1ヶ月以内に車検を受けた場合は本来記載されていた有効期限の2年後が次回の車検の有効期限となります。
あまりにも早く車検を受けてしまうと1カ月ほど損をしてしまうことになるので車検は有効期限の1ヶ月以内に受けるようにしましょう。
逆に車検の有効期限が切れてしまうと公道を走行することが出来ないので、車検の有効期限が過ぎないように車検を受けましょう。
また予約を取るタイミングですが、一般的に混みやすいと言われている3月や9月、また大型連休があるタイミングの前後で車検を考えている方は予約がいっぱいになってしまい、車検を受けることが出来ないこともあります。
そうなる前に早めに車検の予約は取るようにいたしましょう。
車検業者での車検の流れ3ステップ
ステップ1.車検の有効期間を確認する
車検を行う際に真っ先にすることはご自身の車の車検の有効期限を確認することから始まります。
車検の有効期限を確認する方法は2パターンあります。
1つ目は「車検証を確認する」ことです。車検証は車を運転する際の携行が義務付けられており、概ね助手席のダッシュボードなどに保管をしていることが多いものとなっています。
この車検証には「有効期間の満了する日」という項目があり、そこから車検の有効期限を確認することが出来ます。
2つ目は「検査標章で確認する」ことです。検査標章といわれてもピンと来ない人もいるかもしれませんが一般的に「車検ステッカー」といわれているものです。
フロントガラスに貼付されておりこのステッカーから確認することが可能となります。
これらを確認して車検の有効期限内に車検を受けるようにしましょう。
2023年からこの車検証と、車検ステッカーには変化があります。
まず車検証は2023年1月より電子車検証の交付が始まっているのです。(軽自動車の場合は2024年1月から)この電子車検証の導入により今までA4サイズだった車検証がA6サイズに小さくなっています。
また今まで車検証に記載されていた所有者の住所などといった個人情報は全て非表示になりました。もし詳細な登録情報を確認したい場合は「車検証閲覧アプリ」から確認することができます。
この車検証閲覧アプリを使用することにより、今までは車まで赴かなかければ確認できなかった車検の有効期限の確認もスマホで行うことが可能となりました。
続いて車検ステッカーですが、こちらは2023年7月から貼付位置が変更となりました。
今まではフロントガラスの中央上部となっていましたが新しい貼付位置はフロントガラスの運転者席上部かつ、車両中心から可能な限り遠い位置となりました。
右ハンドルの場合はフロントガラスの右上、左ハンドルの場合はフロントガラスの左上ということになります。
車検切れの状態のまま走行しないようにするために、運転者から見えやすい位置に車検ステッカーが変更となりました。
ステップ2.車検業者を選び、予約をする
有効期限を確認した後は実際に車検を行う業者を選び、予約を行います。
車検を行う業者を選ぶといっても、現在車検を行うことが出来る場所は多岐にわたります。
ディーラーや車検専門店はもちろんカー用品店やガソリンスタンドでも車検を受けることができます。
その中から1社を選ぶというのは大変なことです。まずは車検を受ける際に「品質」「お金」「時間」どれを重視して選ぶのかという部分を決めてからお店選びをしましょう。
料金は高いけど、高品質。安いけど時間がかかる…などそれぞれに特徴があります。
もし詳しく各社の特徴を知りたい場合はこちらからチェック
実際に予約をする際は土日や繁忙期などで予約がすぐ埋まってしまうことがあります。
3月や9月の土日の午前中などが特に予約が集中するので早めに予約を行うようにしましょう。
ステップ3.必要書類や費用などを準備する
次にやることは車検の必要書類や費用の準備です。
車検を行う上で必要な書類は「車検証」「自賠責保険証」「自動車検査記録簿」「自動車税納税証明書」の4種類です。
先ほどもお話したように車検証は車を運転する際に携行が義務付けられており、自動車が保安基準に適合していることを証明する書類となります。書類の記載内容と実際の車両情報が一致しているかどうかは車検においても検査項目の1つとなっています。
「自賠責保険証」
自賠責保険は、自動車の所有者が加入することが義務づけられている対人事故の被害者に対して補償を行うための保険です。こちらも更新が必要なものとなりますので、車検の際には、自賠責保険証明書を持参するようにしましょう。
「自動車検査記録簿」
自動車検査記録簿は、法定点検を行った際の点検内容を記載した書類です。消耗品の交換時期などを確認することができますが、検査員が正しく検査を行ったのかを確認する書類でもあります。そのため、車検が終わった後に誤って廃棄しないように注意しましょう。
「自動車税納税証明書」
自動車税納税証明書は、自動車税を納めたことを証明する書類です。自動車税は車を所有するすべての人が支払わなければならない税金であり、この税金を納めると納税証明書を取得することができます。
車検費用は、車検業者や車の種類、車の状態などによって異なりますが、一般的には10万円~15万円程度が目安とされています。
ただし、車検場によって検査費用などは前後するので正確な費用を確認したい場合は気になる車検場のHPを確認したり、実際に問い合わせてみることをおすすめ致します。
より車検に必要な書類や、費用についてさらに詳しく知りたい方はこちらからチェック
車検で必要となる費用とは?
車検の費用には「どの車検場でも変わらない費用」と「車検場によって変動する費用」の2つがございます。それぞれの特徴についてご説明いたします。
どの車検場でも変わらない費用:法定費用
どの車検場でも変動のない費用として「法定費用」が存在します。
これは国や自治体に支払う義務的な費用で、車の種類や重量によって異なります。
法定費用には重量税、自賠責保険料、印紙代が含まれます。それぞれの細かい内訳は以下の通りとなります。
重量税は、その名の通り車の重量によって決まる税金です。軽自動車と普通乗用車では金額が異なり、普通乗用車の方が高額になります。また、エコカー減税の対象となる車種では軽減される場合もあります。
【自賠責保険料】
自賠責保険は、万が一の事故時に備えて加入する保険です。車検証の有効期間と同じ2年間の保険料を前払いする形となり車種やエンジンの排気量により保険料が異なります。
【印紙代】
印紙代とは、検査証明書に必要な印紙を購入するための費用です。これは一律で1,800円と定められています。これらの法定費用は、車検を通すためには必ず必要となる費用です。
車検場によって変動する費用:車検基本料金
車検基本料金は、車検を行う業者ごとに異なります。
これは各車検場にて設定される検査料や、車両を適切にメンテナンスするための工賃を含む料金です。
車の状態によりますが、タイヤの交換やブレーキパッドの交換、オイル交換などのメンテナンス費用が含まれます。
これらは安全な車両状態を維持するために必要な費用となります。もちろん点検時に不備が無ければ交換は行なわないため、車検時のメンテナンス箇所によって費用は増減致します。
また検査料に関しては各車検場によって異なる費用となるので選択した車検場によっても費用は増減します。
お店ごとの車検費用の傾向は?
車検費用は、選択するお店やサービスの内容によって大きく変動します。
一般的にディーラーでは、予防整備などの高品質なサービスを提供するための費用車検基本料金が含まれており、それにより費用が高くなる傾向にあります。
専門的なスタッフによる詳細な点検や、純正品を使用することができるなどのメリットもある為、車に詳しくない方や初めての車検で不安な方にはおすすめです。
予防整備とはディーラー車検が主に行っている整備の事を言います。
車検項目に関係のない部品であっても、次の車検までに寿命や故障の可能性のある部品を交換する整備の事を言います。
部品を早めに交換できるメリットもある一方で整備費用や部品代が上乗せされるので費用が高くなる傾向にあります。
費用面を抑えたい場合は、車検専門店やガソリンスタンドなどの民間車検工場がおすすめです。
予防整備を実施しない分の費用が抑えられたり、工場によっては1~2時間で車検が完了するためお客様の車をお預かりする分の土地代の節約ができる分費用を抑えることができます。
サービスの充実度や細かい費用に関しては車検工場ごとに変わるので自分にあった車検工場を探す必要はあります。
各車検工場の料金に関してもっと知りたいという方はこちらから
車検が切れたらどうなるの?
万が一車検が有効期限内に間に合わなくなってしまった際にはどうなってしまうのか、どうすればいいのかも併せて解説致します。
車検が切れた状態で公道を走行することは法律違反となり、罰金や点数引きの対象となります。
また、車検と同時期に有効期限が失効する自賠責保険も適用されなくなってしまいます。
その状態で事故を起こした際の修理費用や医療費は全て自己負担となり、大きな経済的負担を背負うことになります。
車検と自賠責保険両方が切れたまま行動を走行した場合、以下の処罰が科せられます。
行政処分:違反点数6点+90日間の免許停止処分
刑事処分:1年6ヶ月以内の懲役もしくは80万円以下の罰金
このようなリスクを避けるためにも、車検の期限は確認し、期限内に車検を受けることが重要です。
もし車検が切れてしまった場合は以下の方法から選んで車検を受けるようにしましょう。
①引取納車サービスを活用する
いわゆる“レッカー対応”と呼ばれるものです。
レッカー代の費用が車検費用に上乗せされることや、車検切れによるレッカー対応を行っていない場所などもありますが、1番簡単に行える対応とも言えます。
②仮ナンバーを発行する
お住まいの地域の市役所や役場で手続きを行うことができ、その日のうちに発行をしていただくことができます。
発行手数料は発生しますが、レッカー代よりも安価に抑えることが可能です。
但し仮ナンバーの日数・行き先などを含めてとても限定的になってしまいます。
その為車検切れの車を車検する場合は、車検工場への予約などを完了させてから手続きを行うことをおすすめ致します。
仮ナンバーの発行時に必要になる書類は以下の通りです。
・車検証
・運転免許証
・印鑑
・自賠責保険証
仮に自賠責保険証が失効していた場合は、先に自賠責保険の短期加入を行ってから仮ナンバーの発行を行ってください。
車検の速太郎 足立店なら
車検の速太郎 足立店では「安心」「スピード」「お手頃価格」で行わせていただいております。
「安心」
皆様に安心して車検を行っていただけるように立合い車検などを始めとした取り組みを実施しています。
必ず整備を行う前に、お客様にご自身の愛車を見ながら状態をご説明させていただきます。
ご説明を行った後に実際の金額を確認していただき、ご了承が得られれば整備へと移らせていただきます。
その為勝手に部品交換を行うようなことなどは致しません。
また工場内を見渡せる2階部分に待合室を設置しており、窓からご自身の車の点検から整備の風景を確認していただくことが可能です。
過剰なサービスや、サービス不足にならないようにお客様1人1人と向き合って車検を行わせていただいております。
「スピード」
「車検の速太郎 足立店」は指定工場という、陸運局から工場内で車検を行うことを認可された工場となります。
その為本来ならば陸運局に持ち込んで車検を通す必要がなく、スピーディーに車検を行うことが可能です。
車検専門の検査員、整備士の2人体制で役割分担をして検査・整備を進めるため1台に集中して車検を行います。
また他社との違いとして車検専門の検査ラインやコンピューターシステムを導入しているため最短時間で車検を行うことが可能です。
最短45分のスピード車検で皆様のちょっとした隙間時間で車検を行うことが可能となります。
「お手頃価格」
車検に必要になってしまう費用を「車検の速太郎 足立店」は最小限に抑えています。
皆様のお車をお預かりしていると車を置くスペースがどうしても必要になってしまい、その分の土地代が高くなってしまいます。
45分というスピード車検を実施することによりお預かりした車を停めておくスペースを必要最低限に抑えています。
また代行手数料は0円となっている為その分皆様の費用を軽減しております。
安心して車検を受けられる環境を常に用意して皆様のご来店をお待ちしております。
ぜひお気軽にお問合せください。