性能が上がったことにより軽自動車の人気は上昇しました。
現在の軽自動車の普及率は50%を超えています。
ここまで人気になった主な理由としては維持費や燃費といったコストが普通自動車よりも低価格で収まること。
また機能面でも小回りが利き運転しやすいという利点があります。
全体的にかかるコストは少ないという印象の軽自動車ですが、車検ではどうでしょうか?
車検も低価格で収めることは可能なのか、他の車と同じように受けることができるのか。
そんな軽自動車に関わる車検に関して今回はご説明していきます。
車検とは?
車検の内容を確認したところで、実際に軽自動車の費用相場と金額の内訳に関してご説明いたします。
なお、部品交換費用はあくまでも目安であり、車の状態によってはさらにプラスで発生する場合もあります。
【車検基本料】10,000〜50,000円程度
【車検基本料金】15,000円程度
軽自動車の3年目車検の場合、合計で55,000〜95,000程度となることが予想されます。
参考までに小型乗用車の費用相場を掲載いたします。
【法定費用】45,810円
【車検基本料】 10,000〜70,000円程度
【部品交換費用】 15,000円程度
小型乗用車の3年目車検の場合、合計75,000〜130,000円程度となることが予想されます。
【車検基本料】 とは点検・整備代にかかった金額のことをいいます。
この金額に関しては受ける自動車整備場で費用が大きく変わってくる部分となります。
【法定費用】とは国に定められた金額の事を言います。
自動車重量税、自賠責保険料、印紙代などがこれにあてはまります。
この中の自動車重量税は名前のとおり、車そのものの重さによって金額が変わる税金の事をいいます。
普通自動車の場合車の重量によって金額にバラつきが生じますが、軽自動車に関しては基本的に定額となっています。
小型乗用車と比べてもこの自動車重量税にかかる費用は1万8千ほど安くなる傾向にあります。
費用を抑えるコツ
法定費用でも普通自動車よりも費用が安い軽自動車ですが、実はポイントを抑えるとさらに車検にかかる費用を抑えることが可能です。
今回は4つのポイントをご説明いたします。
安い業者を探す
法定費用とは違い車検基本料金は工場ごとに料金の差が出ます。
この車検基本料金の安い業者を探すことが費用を抑えるポイントになります。
指定工場やガソリンスタンドなどは費用を抑えて車検を受けることが可能な工場となります。
部品交換や修理する項目を見直す
ディーラーを割高と感じる理由の1つが予防整備です。
次の車検までに交換が必要になる可能性があるものを予め交換しておくという予防整備ですがその分金額も高くなってします。
整備を受ける前に本当に必要な項目なのか見直すだけで費用を抑えることが可能です。
ユーザー車検を行う
車を運輸支局や軽自動車検査協会に持ち込んで車検を受ける方法でかかる費用は法定費用のみになります。
ただし全て自分で手続きを行わなければいけないため一定の専門知識を必要とし、事前に日時を予約して運輸支局や軽自動車検査協会に車を持ち込む手間もかかります。
また、不合格になった場合、整備や再検査をするための費用が追加で必要です。
複数の業者に見積もりを出す
1社の車検場でのみ見積をとったら、実はもっと費用の安い車検工場があったということもあります。
特に車検の整備項目などは日頃触れない部品などもあり、よくわからないまま交換してみたけど、「売りに今交換しなくても」ということもあります。
いくつかの業者に見積をとることでより安いところで車検を受けることができ、さらに適切な整備を受けることもできます。
軽自動車が“異なる”ポイント
ここまでは普通自動車と共通する部分も多くご説明してきましたが、異なる部分も存在します。
そんな軽自動車と普通自動車の違いに関して説明いたします。
書類の違い
国土交通省陸運局と都道府県税事務所がオンラインで納税の有無を確認できるようになったことから、平成27年4月より必ずしも納税証明書の書類を提出する必要はなくなりました。
ただ、これは普通自動車に限定された話で、軽自動車の場合は従来通り軽自動車納税証明書を書類として提出しなければなりません。
平成27年以降に普通車から軽自動車に乗り換えた人は、この点を誤解しやすいので注意しましょう。
もし紛失してしまった場合は、お住まいの役所などで再交付の手続きが必要となります。
車検を受ける場所の違い
普通自動車は国の管轄である運輸局が登録業務を行い、一台一台が国に登録されます。
一方、軽自動車は軽自動車検査協会で検査を受けた後に車検証やナンバープレートが交付される仕組みです。
そのため車検を受ける際は、普通自動車は運輸支局などで、軽自動車は軽自動車検査協会でそれぞれ受検することになります。
車検費用の違い
自動車税は排気量によって決められているため、普通自動車よりも排気量が少ない軽自動車は車検代も安く抑えられます。
先ほどもあったように普通自動車とは違い重量によって金額が増減することはありません。
一方、普通自動車はもとの税額が大きい上、重量が増すごとに税額もどんどん増額されることから、車検代は割高になる傾向にあります。
車検費用が上がるタイミング、耐用年数が低い理由
先ほど説明したとおり軽自動車は普通自動車よりも車検費用はかからないと言われていますが、軽自動車にも車検費用が上がるタイミングがあります。
軽自動車でも新車登録してから10年以上経過してくると車検費用は高くなる傾向があります。
自動車重量税の額が年数が経つほどに割増になってしまいます。
13年と18年を経過するとその時点で割増になってしまいます。
その他にも自動車重量税が増額となる理由としては車の劣化が挙げられます。
10年以上経過すると摩耗のため交換の必要な部品がでてきます。
年数が経つ分修理箇所は増え、その分車検費用は高くなってしまいます。
耐用年数に関しては普通自動車よりも軽自動車の方が短くなってしまいます。
その大きな要因としてエンジンがあげられます。
軽自動車は、排気量が660ccまでの車と決められています。
一方で車両重量が1t近くあるため、エンジンが大きい普通乗用車に比べて負担が大きくかかります。
そのため、年数経過や走行距離によって不具合が発生しやすくなります。
最近の軽自動車は性能が上がってはいますが普通自動車よりもエンジンにかかる負荷は大きくなってしまうため、こまめな整備を心がけてください。
軽自動車の車検を依頼できる業者
実際に車検を受けることができる工場にはいくつかの種類があります。
車検を受ける際に一番大事なことは自身の求める車検を受けることができるかどうかです。
車検工場それぞれの特色を確認して皆様にあう車検を見つけてください。
ディーラー
ディーラーは品質維持の為に1台1台点検に時間をかけ、交換必須項目も数多くあるので平均2~3日かかります。
純正品の仕様や、予防整備を行ってくれたりと品質の保証がされています。
確かなメンテナンスを保証してくれる一方で価格はお高めで車検期間は2-3日ほどかかります。
安心感を得たい方にオススメ。
ガソリンスタンド
お手軽に車検を受けるが可能。
ただ店舗ごとに品質にムラが出てしまうことがあったり、提携工場に通すため時間がかかってしまうことも。
気軽に車検を通したい方にオススメ。
車検専門店
ディーラーよりも安く車検を受けることが可能で、さらに一定の品質受けることができます。
ただ車検を通すことだけが目的のため余剰分のサービスを受けることはできません。
その分不要な交換を行わなくていいので費用を抑えたいと方にオススメです。
また整備工場以外でも車検を行うことも可能です。
それがユーザー車検です。
ユーザー車検
車検を通すという部分だけを考えれば現地(地元の陸運局)で1~2時間ほどで終わります。
ただし事前の法定点検、陸運局までの往復、予備検査場で検査、調整などを考えると半日~1日はつぶれる事を覚悟しましょう。
また書類の手続き等も自身で行う必要がありますが、工場に持ち込んだ際にかかる費用等は抑えることが可能です。
日頃自身の車を自分で整備するという方にはおすすめの車検方法です。
当日の流れ・必要書類
「車検の速太郎 足立店」では軽自動車の車検も行うことが可能です。
実際に車検を行うという方に今回は予約の流れから必要書類までご連絡いたします。
まず書類等で用意するものは以下のとおりとなります。
・自動車納税証明書
・自賠責保険賞
・車検費用
・印鑑
車検証:その車が保安基準に適合している証明する公的書類のことで、車の情報が詳細に記載されている
自動車納税証明書:「自動車税納税通知書」の右側の部分で、控えとして渡される小さい縦長の書類のことです。
自賠責保険証:任意保険とは違い、自動車の持ち主が必ず加入しなければならない保険の保険証の事
1.予約をとる
ネットから都合のいい日にちを選んで予約を行うことも可能。
夜も休みも気にせず予約完了。
2.必要なものを持参して店舗へ
上記持ち物を用意してお店に来てください。
3.見積を受けて正式依頼
実際の車の状態を見ながら正式な見積を作成します。
その際に実際に立合いを行いながら説明いたしますので納得いただいた状態で進めることができます。
4.車検結果の説明を受けて車を引き取る。
最短45分ほど待っていただければ車検が完了いたしますので、車検の結果を説明させていただいてそのままご自身の車でご帰宅となります。
まとめ
車検における各項目を今回は説明しました。
コスパの良さという面で評価の高い軽自動車を今回は解説いたしました。
軽自動車の車検といっても受けられる場所や書類など普通自動車と異なる部分もあります。
ご自身で1から用意して車検を受けるという際はお間違いのないようにお気を付けください。
「車検の速太郎 足立店」であれば車を持ち込んでいただければ書類の提出までおこないます。
車検時間も最短45分となっているので、日々の生活のちょっとした空き時間で車検を行うことも可能です。
また立合い車検を行っているため、よくわからない部品を交換したということなく、お客様の目で実際にご自身の愛車の状態を見ながら適切な整備を受けることが可能です。
気軽に、簡単に車検を受けたいという方はぜひ「車検の速太郎 足立店」までご連絡ください。